雄大と行く 昼の音楽さんぽ 第23回 住谷美帆 サクソフォン・リサイタル

注目のサクソフォニストの多彩な音色を堪能する1時間

 若い世代からサクソフォンの注目すべきプレイヤーが次々と登場している今。国内外のコンクールをいくつも制覇し、ソロ・リサイタルからアンサンブル、「ぱんだウインドオーケストラ」などの吹奏楽や国内のオーケストラで幅広く活動している住谷美帆は、常に何をするかを注視したい筆頭のサクソフォニストだといえるだろう。

 11月11日のランチタイム、音楽ライターとして活躍中の山野雄大によるナビゲートで東京・晴海の第一生命ホールが行っているコンサートシリーズ「雄大と行く 昼の音楽さんぽ」へ登場する彼女は、ヒンデミットのヴィオラ・ソナタをはじめとする意欲的な選曲で、その豊かな音楽性と演奏テクニックを披露する。プログラムにはショパンやJ.S.バッハの親しみやすい曲から、フランク・マルタンの「バラード」や、愉快なジャズ・テイストあふれるルディ・ヴィードフの「サックス・オ・フン」といったサクソフォンのオリジナル曲までが並び、この楽器の多彩な音色が楽しめる約1時間のコンサートだ。共演はリード希亜奈(ピアノ)。

 加えてこのシリーズは、演奏だけではなく音楽家の人柄も垣間見える親しみやすいトークも魅力のひとつ。「名前は見たことがあるけれど、演奏は?」と気になる方、サクソフォンの音色に魅了されている方、平日昼のコンサートに新しい楽しみを見出している方。銀座からもほど近い晴海のコンサートホールで、ぜひ新しい発見の喜びを味わってほしい。
文:オヤマダアツシ
(ぶらあぼ2020年9月号より)

2020.11/11(水)11:15 第一生命ホール
問:トリトンアーツ・チケットデスク03-3532-5702 
https://www.triton-arts.net