トロンボーン・ユニット・ハノーファー

“あの”話題の8人組、再び見参!

C)Nikolaj Lund

 2017年の初来日の際に京浜東北線の終電内で演奏して話題を集めたあのグループ、トロンボーン・ユニット・ハノーファーが再び来日する。実は彼ら、バンベルク響、ベルリン・コンツェルトハウス管、ハンブルク響等のトップ楽団の首席奏者たちを含む超豪華な実力派トロンボーン八重奏団。08年、ハノーファー音楽演劇大学で学んだ若手によって結成され、11年ドイツ音楽コンクールで優勝後、国内外でのコンサートや音楽祭への出演、CD録音など本格的な活動を展開している。

 その演奏は、めっぽう凄くて面白い。まずドイツの同門ゆえに統一された重厚な音色、芳醇なブレンド音、パワフルな響きが、トロンボーンの魅力をこの上なく伝えてくれる。そして驚異的な超絶技巧の応酬、精緻なアンサンブル、ユニークなステージなど、コンサートは見どころ満載。しかも今回は、「王宮の花火の音楽」「ロミオとジュリエット」「展覧会の絵」とクラシックの名曲揃いのプログラムが興味を倍加させる。ここはぜひ新感覚の鮮烈パフォーマンスを体感しよう!
文:柴田克彦
(ぶらあぼ2020年6月号より)

*新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、本公演は中止となりました。なお、本公演の延期公演を2021年6月頃に開催する予定で、現在調整中です。
詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。

2020.7/7(火)19:00 東京文化会館(小)
問:プロアルテムジケ03-3943-6677 
https://www.proarte.jp
他公演 
2020.7/8(水) 高崎芸術劇場(027-321-3900)
 *中止