フルートを愛する人ならば誰でも“奏でる喜び”を分かち合える
プロ・アマを問わず、音楽を楽しむ場として、毎年1月に開催されている「日本フルートフェスティヴァル in 東京」。国内外の第一線オーケストラからの信頼も厚い、梅田俊明の指揮による42回目も、会場は美しい笛の音色で満たされる。
同フェスティヴァルは、1979年にスタート。フルートオーケストラによる演奏を中心に、普段はそれぞれに活動している参加奏者や聴衆が一堂に会し、共に楽しめるプログラムが用意されている。
今回も、プロ・アマ、ジュニアが揃って、パイプオルガンを交え、恒例のエルガー「威風堂々第1番」で幕開け。そして、アマチュアがドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」第4楽章、ジュニアがレハールのワルツ「金と銀」ほかを披露する。
そして、プロ奏者で組織されたオーケストラが、チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」から〈花のワルツ〉など7曲を演奏。最後は、客席も一体となり、再び「威風堂々」の大合奏で締め括られる。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2019年12月号より)
2020.1/4(土)14:00 すみだトリフォニーホール
問:プロアルテムジケ03-3943-6677
https://www.proarte.jp/