4人のバリトンコンサート ハンサムなメロディー

歌曲、オペラ、ミュージカルのナンバーで“男前”な美声を堪能


 めぐろパーシモンホールに9月、二期会の誇る4人の魅力的なバリトンが集結。昨年、サントリーホールでのホワイトデーコンサートでも好評を博した同じ顔ぶれであり、いずれも声の実力はもちろんのこと、その華やかな佇まいでも人気を集めるスター揃い。今回もオペラやミュージカルの名曲が盛り沢山だが、まず第1部ではそれぞれがお気に入りの歌曲を披露。そして第2部で《セヴィリアの理髪師》のフィガロ登場のアリア〈私は街の何でも屋〉を陽気に歌い上げた加耒徹が第4部では〈ムーンリバー〉をしっとりと、パパゲーノの〈オイラは鳥刺し〉でコミカルな味を見せた近藤圭が《ガイズ&ドールズ》の〈運命よ、今夜は女神らしく〉でムーディに迫る。また今年、オペラ《金閣寺》で主役の溝口役をダブルキャストで演じた二人にも注目。宮本益光は《メリー・ウィドウ》よりダニロ伯爵の〈祖国のためなら〉と《マイ・フェア・レディ》の〈君住む街角〉をダンディーかつロマンティックに、与那城敬は《カルメン》の〈闘牛士の歌〉に《レ・ミゼラブル》の〈星よ〉と、より男っぽい路線で魅了してくれるはず。加えて、ピアノ演奏を担当する人気作曲家・加藤昌則の歌曲に、本人の伴奏でそれぞれが取り組む第3部も楽しみ。最後に全員で名曲〈もしも歌がなかったら〉を歌うのも聴き逃せない。さらに当日は「handsome弦楽四重奏」として、神奈川フィルのコンサートマスターを務める﨑谷直人らが豊かな彩りを添える。
文:東端哲也
(ぶらあぼ2019年7月号より)

2019.9/22(日)15:00 めぐろパーシモンホール
問:めぐろパーシモンホールチケットセンター03-5701-2904
https://www.persimmon.or.jp/

  • La Valseの最新記事もチェック

    • 勅使川原三郎(ダンサー・振付家・演出家)ロング・インタビュー Part1
      on 2020/02/19 at 02:22

      interview & text :岡見さえ photos:野口 博 世界的な振付家、ダンサーであることはもはや言を俟たず、さらに4月より愛知県芸術劇場芸術監督就任が話題を呼んでいる勅使川原三郎。3月の新作世界初演は、東京芸術劇場と愛知県芸術劇場で上演される『三つ折りの夜』だ。19世紀フランス象徴派の詩人ステファヌ・マラルメの詩にインスピレーションを得て、勅使川原が演出・振付・照明・美術を担当、佐 [&#8230 […]