オカリナ七重奏団 G.O.B.(ゴブ)

音域4オクターヴ半、7種の楽器を駆使するレジェンド集団


 オカリナの周辺が、どうやら今アツい。「素朴な音を出す小さな楽器ですよね」というのが、多くの方の認識だろう。しかし、弦楽アンサンブルがヴァイオリンからコントラバスまで広い音域や多彩な音色を有するように、オカリナにも大小さまざまな種類の楽器があり、合奏をすればリコーダー・アンサンブルのような、可愛らしくも表情豊かな音楽を聴かせてくれるのである。

 その証明といえるグループが、北イタリアのブードリオ(オカリナ発祥の地)からやって来る七重奏団「G.O.B.(ゴブ)」なのだ。1864年、オカリナの誕生から11年後に結成され、メンバーを変えながら150年以上も伝統を受け継いできたこのグループは、まさに世界最高峰のレジェンド・アンサンブル。ピュアでどこか心の奥に語りかけるような音色をもつオカリナだが、彼らはその音色で感動を呼び、超絶技巧の演奏で驚かせてくれるのだ。ブーム到来も予感させるコンサートをお聴き逃しなく。
文:オヤマダアツシ
(ぶらあぼ2019年6月号より)

2019.7/7(日)14:00 三鷹市芸術文化センター
問:三鷹市スポーツと文化財団0422-47-5122 
http://mitaka-sportsandculture.or.jp/

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