トッパンホール ニューイヤーコンサート 2019

新年の幕開けにふさわしい若手アーティストたちの饗宴

 
 毎年、創意工夫を凝らした斬新なプログラムで聴き手を惹きつけるトッパンホールのニューイヤーコンサート。2019年1月6日にはまさに個性派アーティストが勢ぞろいする。
 プログラムは、サクソフォンの住谷美帆がソプラノからバリトンまで4本の楽器を持ち換えて演奏するムソルグスキー「展覧会の絵」(長生淳編)からスタート。金子三勇士との共演で超絶技巧を華やかに奏でる。バンドネオンの三浦一馬は自身の編曲によるJ.S.バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番」の「シャコンヌ」で新たな世界を切り拓く。チェロの岡本侑也は藤倉大の「osm〜無伴奏チェロのための」(トッパンホール15周年委嘱作品、2016年ジャン=ギアン・ケラス初演)で、いまの充実を音に託す。
 ピアノ界期待の新星、藤田真央はブラームス(ソロ)とルトスワフスキ(金子との共演)の「パガニーニ変奏曲」で瑞々しいピアニズムを披露する。自然に、豊かな歌心をもって演奏する妙技に注目だ。さらに「弦のトッパン」が輝かしい未来を想定して世に送り出すのが、2007年生まれのヴァイオリニスト村田夏帆。18年イタリアのイル・ピッコロ・ヴィオリーノ・マジコ国際コンクールの優勝者で、ピアノの原嶋唯とヴィエニャフスキで若さあふれる弦を遺憾なく発揮する。
 新年の幕開けを彩る推進力に富んだ彼らの演奏から、活力を受け取りたい。
文:伊熊よし子
(ぶらあぼ2019年1月号より)

2019.1/6(日)15:00 トッパンホール
問:トッパンホールチケットセンター03-5840-2222 
http://www.toppanhall.com/

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