日本フィルハーモニー交響楽団は2019/20年度(19年9月〜20年8月)の東京定期演奏会(サントリーホール)と横浜定期演奏会(横浜みなとみらいホール)のラインナップを発表した。
東京定期は正指揮者の山田和樹によるサン=サーンス、ルーセルに間宮芳生のヴァイオリン協奏曲(独奏:調整中)と大島ミチルの新作を組み合わせたプロで開幕(2019.9/6,9/7)。首席指揮者のピエタリ・インキネンは今回ベートーヴェンに傾注し、交響曲第3番とピアノ協奏曲第4番(独奏:アレクセイ・ヴォロディン)(19.10/18,10/19)、交響曲第2番&同第5番(20.6/5,6/6)をとりあげる。桂冠指揮者アレクサンドル・ラザレフは、グラズノフ交響曲第6番とストラヴィンスキー「火の鳥」全曲(19.11/1,11/2)、そしてラフマニノフのオペラ《アレコ》全曲(20.5/15,5/16)が話題。桂冠名誉指揮者の小林研一郎は十八番のスメタナ「わが祖国」(全曲)を(20.1/17,1/18)。
横浜定期では、インキネンのベートーヴェン交響曲第4番&ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(独奏:アレクサンドル・メルニコフ)(20.4/25)、交響曲第7番とマルティヌーのヴァイオリン協奏曲第2番(独奏:ヨゼフ・シュパチェク)(20.6/13)。
客演では、日本フィル初登場新鋭のカーチュン・ウォンがマーラー交響曲第5番を(20.3/6,3/7)、大井剛史が生誕175年のリムスキー=コルサコフ「スペイン奇想曲」と交響組曲「シェエラザード」を振る(19.11/23)。さらに井上道義の伊福部昭の「日本組曲」(抜粋)と自作「メモリーコンクリート」(19.9/28)、佐渡裕のシベリウス交響曲第2番(20.1/11)も注目。
日本フィルハーモニー交響楽団
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