坂田直樹が第28回芥川作曲賞を受賞

坂田直樹
写真提供:サントリーホール

 第28回芥川作曲賞の選考会が8月26日に行われ、サントリーホールでの演奏会による公開選考の結果、坂田直樹の「組み合わされた風景」が受賞作に決定した。坂田には賞状と賞金50万円が贈られた。選考委員は、鈴木純明、野平一郎、菱沼尚子の3氏。

 芥川作曲賞は、故・芥川也寸志の功績を記念してサントリー音楽財団(現・公益財団法人 サントリー芸術財団)により1990年に創設。わが国の新進作曲家のもっとも清新にして将来性に富む作品を対象に、演奏会形式により公開選考を行っている。

 坂田は、同じ作品で2017年度武満徹作曲賞(第1位)、第66回尾高賞も受賞している。今回の受賞により、坂田にはサントリー芸術財団より交響管弦楽曲の新作が委嘱され、完成後に同財団主催のコンサートで初演される(委嘱料100万円)。


第28回芥川作曲賞
坂田直樹(さかた・なおき)

〈贈賞理由〉
多彩な音響が強固な骨格に支えられた秀作。長くしなやかな持続性もきわめて魅力的で高い評価を得た。

〈略歴〉
1981年生まれ。2007年愛知県立芸術大学、2008年パリ・エコール・ノルマル音楽院をそれぞれ首席で卒業。2013年パリ国立高等音楽院のステファーノ・ジェルヴァゾーニのクラスを修了。2014年IRCAMにて研修を受ける。フランス著作権協会賞、第36回入野賞、2017年度武満徹作曲賞第1位、第66回尾高賞など受賞多数。現在はパリにて活動を行い、フランス・ミュジーク、フランス文化省などから委嘱を受けている。


【第28回芥川作曲賞候補作品】

◆岸野末利加:シェーズ・オブ・オーカー(2017)
初演=2017年6月9日 東京オペラシティ コンサートホール
Music Tomorrow 2017
◆久保哲朗:ピポ – ッ – チュ 〜パッセージ、フィギュア、ファンファーレ〜 (2017)
初演=2017年6月2日 東京藝術大学奏楽堂
藝大21 創造の杜2017「藝大現代音楽の夕べ」
◆坂田直樹:組み合わされた風景(2016-17)
初演=2017年5月28日 東京オペラシティ コンサートホール
2017年度 武満徹作曲賞本選演奏会

芥川作曲賞
http://www.suntory.co.jp/sfa/music/akutagawa/