N響精鋭メンバーによるハルモニームジーク ベートーヴェン シンフォニーシリーズ vol.3

管楽アンサンブルで奏でる「エロイカ」に唸る

2017年6月の公演より

 「ハルモニームジーク」とは、木管楽器を主体にホルンやコントラバスが加わったアンサンブルで、18世紀後半に流行した。N響の精鋭たちが、さらにパワーアップした“現代のハルモニームジーク”で、ベートーヴェンの交響曲の全曲制覇を目指すHakuju Hallの好評シリーズ第3弾。今回はチェロなども交えて、第3番「英雄」に挑む。
 当初はオペラや管弦楽作品を手軽に楽しむ手段として、その編曲の上演を主目的としたハルモニームジーク。しかし、やがて独特の響きが好まれ、この編成に特化した作品も創作されるように。本シリーズでは、さらに楽器を追加しつつ、ベートーヴェンの交響曲に対峙。これまでに第5番・第8番を取り上げ、反響を呼んだ。
 今回は、青山聖樹(オーボエ)や伊藤圭(クラリネット)、福川伸陽(ホルン)、水谷上総(ファゴット)、甲斐雅之(フルート)ら首席陣を核に、宮坂拡志(チェロ)らN響が誇る12人の精鋭が集結。ハルモニームジーク版「英雄」(内門卓也編曲)に加えて、ドヴォルザーク「管楽セレナード」を披露する。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2018年6月号より)

2018.7/3(火)19:00 Hakuju Hall
問:Hakuju Hallチケットセンター03-5478-8700
http://www.hakujuhall.jp/

  • La Valseの最新記事もチェック

    • ジャズとクラシックのハネムーン| クラシック・ファンのためのJazz入門 第5回
      on 2019/12/13 at 01:00

      text:藤本史昭 ところで、ジャズとクラシックは相反する音楽…そういう印象を持っている方は、実は少なくないのではないでしょうか。かくいう僕も、「その相反するものも、実はこんなにうまく混淆してますよ」ということを言いたいがためにこの連載を始めたわけで、つまりは自分の中にもそういう思いが潜在的にあるのかもしれません。 そのように考えてしまう最大の理由はやはり、クラシックが(基本的には)書かれた音を再 [&#8230 […]