ベルギー金管アンサンブル

華麗かつ変幻自在の超絶ブラス、再び!

 2015年の日本公演で圧倒的なインパクトを与えたベルギー金管アンサンブルが、再び来日する! 彼らは、トランペット4、トロンボーン4、ホルン2、テューバ1の11名からなる精鋭集団。メンバーには、吹奏楽界にその名を轟かせるベルギー空軍軍楽隊やリエージュ・フィルのソロ奏者をはじめ、同国著名楽団の名手がズラリと揃っている。特徴は、この形態としては大規模な合奏のみならず、金管五重奏やトロンボーン四重奏を含む変幻自在のアンサンブルと、豊富なニュアンスや幅広い音色を駆使した感度の高い音楽性。前回の公演(ライヴCDも高評価!)でも、華麗かつパワフルな響きと共に、緻密さや格調の高さで魅了した。
 今回もまた、G.ガブリエーリの「第一旋法のカンツォン」、「ヴェニスの謝肉祭」「三匹の猫」といったブラス・アンサンブルの定番曲から、《カルメン》組曲、バーンスタインやピアソラ作品まで、想像するだけでも愉しい演目が目白押し。豊潤で心地よいサウンドと、あらゆる聴衆の好みを満足させるセンス抜群の音楽を堪能したい。
文:柴田克彦
(ぶらあぼ2018年6月号より)

2018.6/15(金)19:00 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
問:プロアルテムジケ03-3943-6677
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