【曲目変更】アンドレ・ラプラント ピアノリサイタル

知られざる“巨匠”が40年ぶりの来日

C)Peter Schaff

“伝説の俊英”が、40年の歳月を隔てて、日本の聴衆の前に再び降り立つ。アンドレ・ラプラントは1978年、チャイコフスキー国際コンクールで第2位となり、アシュケナージらと並び称されたカナダの名ピアニスト。入賞直後から40年ぶりとなる来日を果たし、リスト畢生の大作ソナタなどを核とするプログラムを聴かせる。
ケベック出身。27歳で入賞したチャイコフスキー国際のみならず、ジュネーヴやシドニーなど名門コンクールで実績を重ね、国際的な檜舞台で活躍を続けてきた。録音でも数多く受賞し、モントリオール音楽院で後進の指導にも尽力。2015年にショパン国際で第2位となったシャルル・リシャール=アムランら多くの逸材を育てた。
来日リサイタルは、リストに加えてショパンの第2番「葬送」という2つのソナタを核に。ここへ第20番(嬰ハ短調 遺作)、第4番(ヘ長調)、第17番(ロ長調)と、ショパンの3つの夜想曲を添える。「音楽が我々を引き寄せるのでなく、我々が音楽へ寄り添わねば」。40年の歳月が熟成させた彼の思いに、私たちも寄り添いたい。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2018年4月号より)

【曲目変更】
当初予定していた演奏曲目が変更となりました。
詳細は下記アイエムシーミュージックのウェブサイトでご確認ください。

2018.4/21(土)14:00 東京文化会館(小)
問:アイエムシーミュージック03-6907-2535
http://www.imc-music.net/