オーケストラの魅力を伝える“スペシャルな”一日
オーケストラを多くの方に親しんでもらいたいという目的で、日本オーケストラ連盟が毎年3月31日を「ミミにいちばん! オーケストラの日」と定め、全国各地のプロ団体が各地域で様々なイべントを展開している。
首都圏では全13楽団が東京文化会館に集まり、この日限りの「オーケストラの日祝祭管弦楽団」を結成。関西フィル首席指揮者の藤岡幸夫の指揮で、楽しい名曲ぞろいのプログラムを披露する。前半はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。2015年エリーザベト王妃国際音楽コンクール優勝のイム・ジヨンがソリストを務め、旬の美音と名技を聴かせる。後半はレスピーギ「ローマの松」ほか。いま最も脂がのっている指揮者で、イベントを盛り上げるのも得意な藤岡だけに、圧巻のクライマックスを体験させてくれるだろう。
当日は他にも、様々な無料イベントや、公開リハーサル、バックステージツアー、小ホールでのミニ・コンサート等を開催予定。また、今年は上野で開催中の「東京・春・音楽祭」の一環として行われるのも特長。家族ぐるみで生の音楽に触れる絶好のチャンスだ。
文:林 昌英
(ぶらあぼ2018年4月号より)
2018.3/31(土) スペシャルイベント11:00(開場) コンサート14:00(開演)
東京文化会館
問:日本オーケストラ連盟03-5610-7275
http://www.orchestra.or.jp/