第32回 ワンダフルoneアワー 高木綾子(フルート) & 吉野直子(ハープ) デュオ・リサイタル

2人のミューズが奏でる極上の1時間

 今回も、贅沢なひとときが味わえそうだ。休憩なしの1時間、一流のアーティストの快演がリーズナブルな料金で楽しめる、Hakuju Hallの人気シリーズ「ワンダフルoneアワー」。第32回にはフルートの高木綾子とハープの吉野直子、国際的に活躍する2人のミューズが降臨し、美しい旋律を紡ぎ上げる。
 2001年の日本音楽コンクール第1位をはじめ多くの登竜門で入賞を重ね、新イタリア合奏団とも共演するなど、国際舞台で活躍する高木。そして、現代を代表する国際的奏者の吉野は、ベルリン・フィルなど第一線楽団と共演を続ける一方、ハープという楽器の可能性を拓く先鋭的な活動にも力を注ぐ。
 今回は、幼いモーツァルトが書いた「ソナタ ヘ長調 K.13」で幕開け。ダマーズ「ソナタ第1番」やイベール「間奏曲」、ドップラーとザマラ共作による「カジルダ幻想曲」と、爽やかさとヴィルトゥオジティが同居する佳品の数々をデュオで。さらに、高木は武満徹「声(ヴォイス)」、吉野もカプレ「2つのディヴェルティスマン」と、ソロ作品も披露する。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2018年3月号より)

2018.4/20(金)15:00 19:30 Hakuju Hall
問:Hakuju Hallチケットセンター03-5478-8700
http://www.hakujuhall.jp/