エイステイン・ボーツヴィック(テューバ)

世界でただ一人のソロ・テューバ奏者、再び!


 こんなことも演れるのか!? 柔軟な感性と驚愕の超絶技巧で、テューバという楽器に新たな地平を切り拓き、世界的かつ“唯一無二のソリスト”として快進撃を続けるエイステイン・ボーツヴィック。さらに磨き上げた音楽性と、選りすぐった作品を引っ提げて日本へと降り立ち、驚愕と感嘆の嵐へと聴衆を巻き込む。
 ノルウェー出身。スウェーデンやアメリカで学び、名門・シカゴ交響楽団で40年以上、首席テューバ奏者を務めた後、ソリストに。技巧を究めるのみならず、世界各国の作曲家に新作を委嘱するなど、レパートリーの開拓にも尽力。ジョン・ウィリアムズは、自作を演奏した彼を「私の意図した望みを、遥かに超えた」と大絶賛した。
 今回の来日リサイタルは、ピアノの橋本礼奈が共演。バッハ「フルート・ソナタ変ホ長調」やピアソラ「オブリヴィオン」など、お馴染みの旋律をボーツヴィック自身の編曲で。さらに、彼が慈しむように愛奏してきた、故国ノルウェーやアメリカ、イギリスの魅力あふれる現代作品も、たっぷりと披露してくれる。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2018年2月号より)

2018.3/4(日)19:00 東京文化会館(小)
問:プロアルテムジケ03-3943-6677
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