新年の幕開けはハンガリー自慢のオペレッタの名旋律とともに
新年を祝うにふさわしい、陽気で華やかなステージが堪能できるだろう。日経ミューズサロンのニューイヤーコンサートに、ハンガリー国立ブダペストオペレッタ劇場の専属歌手たちが再び登場。美声と名旋律はもちろん、踊りや笑いまでも交えて、まるで上質のワインのように、聴き手を心地よく酔わせてくれる。
同劇場は、ハプスブルク家ゆかりの街ブダペストが誇る、ハンガリーで最古のオペレッタ劇場。シェーンベルクとも、深い関わりがある。近年はオペレッタのみならず、古今のミュージカル作品も上演。ウィーンにも劣らぬ質の高い舞台創りで、内外から高い評価を受けている。
今回は、ソプラノのモーニカ・フィッシュルとシルヴィ・センディ、テノールのジョルト・ヴァダースとペレル・カーロイ、同劇場が誇る4人の名手が出演。音楽監督のラースロー・マクラーリの指揮による同管弦楽団アンサンブルを伴って、J.シュトラウスⅡ《こうもり》やレハール《微笑みの国》など名作オペレッタから、『美女と野獣』など現代ミュージカルまで、香しい旋律の数々を披露する。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2017年12月号より)
2018.1/9(火)18:30 日経ホール
問:日経ミューズサロン事務局03-3943-7066
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