熊谷和徳『Journey in the Rhythm―NEW BEGINNING』

プロ活動20年の軌跡を辿る

 プロ活動20周年を迎える熊谷和徳が、これまでの集大成といえるタップダンス公演を開催。19歳でタップの本場ニューヨークへ渡り、以来日本を代表するタップダンサーとして第一線で踊り続けてきた軌跡を辿る。
 日本はもちろんその活躍の場は世界に及び、2014年にはタップ界で最も権威あるフローバート賞をアジア人で初めて受賞。さらに16年にはニューヨークにおけるダンス/パフォーマンス分野の賞“ベッシー・アワード”でアジア人タップダンサーとして初の最優秀パフォーマー賞に輝くという快挙を遂げている。本公演は受賞の凱旋公演にもあたり、熊谷のソロダンスにはじまり、ジャズミュージシャンとのセッション、弦楽四重奏や気鋭のタップダンサーたちとの共演、公演に先駆けて開催するワークショップ参加者とのステージまで、多彩なパフォーマンスを披露。プロとして歩み続けてきた20年を振り返り、これからの未来に向けまた新たな一歩を踏み出していく。
文:小野寺悦子
(ぶらあぼ 2017年8月号から)

2017.8/26(土)17:00 めぐろパーシモンホール
問:めぐろパーシモンホールチケットセンター03-5701-2904
http://www.persimmon.or.jp/