未知なるパーカッションの世界を愉しもう!
シュトックハウゼン、ケージ、ノーノ、カーゲル、ラッヘンマンなど、現代の最先端を行く作品を多く世界初演。1986年にはダルムシュタットのクラーニッヒ・シュタイナー音楽賞を受賞するなど、ドイツを中心に活躍、現在はカールスルーエ音楽大学教授も務める打楽器奏者、イサオ・ナカムラがヤマハホールに初登場する。
本公演では、5台のティンパニ、小太鼓、マリンバ、コンガ、ハイハットシンバル、ビリンバウ(ブラジルの民族楽器で打弦楽器の一種)…と様々な打楽器を駆使し、フランク・トメー、ディーター・シュネーベルらがナカムラのために作曲した作品を世界初演するほか、彼の音楽のルーツでもあるサンバミュージックも披露される。
サンバのリズムにあわせて来場者とナカムラが一緒に演奏するコーナーもあるというから、当日はぜひ、シェーカー(ガンザ)、パンディーロ、タンボリンなど、小物打楽器を持参し楽しみたい。
文:唯野正彦
(ぶらあぼ2017年7月号より)
2017.11/11(土)18:00 ヤマハホール
問:ヤマハ銀座ビルインフォメーション03-3572-3171
http://www.yamahaginza.com/hall/