スターダンサーズ・バレエ団 バレエ『ドラゴンクエスト』

バレエで体験するドラゴンクエストの世界

©Takeshi Shioya〈A.I Co.,Ltd.〉

 1995年の初演以来再演を重ねる日本バレエ屈指のヒット作で、バレエになじみのない方からバレエファンまで、そして子供から大人までが楽しめる希少なエンターテインメントだ。
 題材は第1作の発売から昨年で30周年を迎えたロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」(堀井雄二原作)。主人公は白の勇者と黒の勇者で、そこに伝説の勇者、魔王、聖母、賢者、戦士、武器商人といった多士済々のキャラクターが登場し、手に汗握る冒険譚が展開される。
 音楽は、すぎやまこういち。おなじみのメロディがオーケストラによって壮大かつテンポよく奏でられ、「ドラクエ」ファンならずとも惹きつけられること請け合いである。演出・振付は近作『シンデレラ』『くるみ割り人形』のオリジナル版が好評を博する鈴木稔。演奏は田中良和指揮のテアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ。
 今回は舞台美術・衣裳を世界的デザイナー、ディック・バードが担当し、一新したバージョンでの上演となる。痛快無比な名作を心ゆくまで堪能したい。
文:高橋森彦
(ぶらあぼ 2017年5月号から)

5/13(土)、5/14(日)各日14:00  テアトロ・ジーリオ・ショウワ
問:スターダンサーズ・バレエ団03-3401-2293
http://www.sdballet.com/

  • La Valseの最新記事もチェック

    • ダヴィデ・ルチアーノ(バリトン)| いま聴いておきたい歌手たち 第12回 
      on 2020/01/17 at 03:20

      text:香原斗志(オペラ評論家) スターダムをのし上がりつつあるバリトンの大器 20世紀までは、バリトンなら彼だ、と太鼓判を押せる歌手がいつも、それも複数いたように思うが、ここしばらくの間、20世紀の生き残りであるような大御所を除くと、絶対的な指標になるようなバリトンがいなかったように思う。ダヴィデ・ルチアーノこそは、久々に現れた大器というべきだろう。 2017年8月、ペーザロのロッシーニ・オペ [&#8230 […]