鬼才バッティストーニの“ヴェルレク”が早くも実現!
2016年の10月から東京フィルの首席指揮者に就任し、ますます波に乗るアンドレア・バッティストーニ。その若きマエストロが日本で初めてヴェルディの「レクイエム」を振る。これまでヴェルディやヴェリズモ・オペラで卓越した指揮を披露してきたバッティストーニが、聳え立つ高峰のような峻厳さと、ヴェルディならではの輝かしい「歌」が同居する壮大な傑作をどう聴かせてくれるのか、大注目の公演になりそうだ。ソリストも、安藤赴美子、山下牧子、小原啓楼、妻屋秀和と、日本を代表する名手ぞろい。加えて今回は、新宿区の区制70周年記念の公演であり、公募で選ばれた新宿文化センター合唱団が共演する。すでにマエストロとは顔合わせ済みだが、リハーサルでも全力投球するバッティストーニの情熱的な指揮は、合唱団のメンバーをいちどで虜にしてしまったという。
世界が注目するマエストロと、彼のもとで羽ばたく手兵の東京フィル、豪華なソリスト、全身全霊を傾けて取り組む合唱団。賽は投げられた。あとは本番を待つだけだ。
文:加藤浩子
(ぶらあぼ 2017年1月号から)
2017.2/18(土)18:00 新宿文化センター
問:新宿文化センター03-3350-1141
http://www.regasu-shinjuku.or.jp/bunka-center/