トップ・ギタリスト5人が魅せるソロとアンサンブル
実に豪華で楽しみな公演だ! 日本クラシック・ギター界を代表する5人の名手が、大田区のアプリコで一堂に会する。世界的な名手として名高い荘村清志と福田進一の両巨匠を筆頭に、鈴木大介、大萩康司、朴葵姫の若手実力派3人が集結。
音色も音楽性も異なる5人が、ソロから五重奏までの幅広い編成と、多彩な時代と地域の名曲で、クラシック・ギターの醍醐味を存分に伝える。荘村の繊細な音色にぴったりなタレガの名曲「アルハンブラの想い出」、鈴木と大萩の緩急自在なデュオが織りなすアルベニス「椰子の木陰」、そして5本のギターが華々しく交歓するビゼー「カルメン組曲」やヴィヴァルディの合奏協奏曲集「調和の霊感」より第8番など、聴きどころが満載だ。現在の日本クラシック・ギター界がいかに充実しているかを改めて実感する、格好の機会になることだろう。
文:渡辺謙太郎
(ぶらあぼ 2017年1月号から)
2017.2/4(土)15:00 大田区民ホール・アプリコ
問:大田区文化振興協会03-3750-1555
http://www.ota-bunka.or.jp/