マリンバ音楽の魅力を多角的に伝える
「時代とともに変化し続けている現代のマリンバ音楽。その多様な世界の醍醐味を探究し、より多くの方にお伝えしたい」。そんな熱い思いと共に、精力的な演奏活動を展開するマリンビストの髙橋治子。自身のリサイタルで、先鋭的かつ多彩な6つの佳品に対峙しマリンバの魅力を多角的に伝える。
3歳からマリンバを始め、武蔵野音楽大学や同大学院に学んだ。イタリアで開かれた第1回国際打楽器フェスティバルにおける国際打楽器コンクール・マリンバ部門の第1位をはじめ、数々の登竜門で入賞。2015年の初リサイタルをはじめ、多くのステージで活躍。武蔵野音楽大学や、都留文科大学などで、後進の指導にも力を注いでいる。
今回のリサイタルは、ピアノの石川和男が共演。西村朗「ウォーター・ヴォイス」とプッツ「リチュアル・プロトコール」のデュオ作品をはじめ、一柳慧「源流」など邦人作曲家によるソロ作品、さらにピアッティ「12のカプリス」と他楽器のための作品からの編曲まで、表情豊かで奥の深い、マリンバ音楽の世界への扉を開く。
文:笹田和人
(ぶらあぼ 2017年1月号から)
2017.1/22(日)14:00 Hakuju Hall
問:プロアルテムジケ03-3943-6677
http://www.proarte.co.jp/