古典四重奏団 ムズカシイはおもしろい!! バルトークの時代 2016

バルトークと彼の時代性が見えてくる

©藤本史昭

©藤本史昭

 今年結成30年の古典四重奏団は、レクチャーを伴うコンサートを活動の柱のひとつに据えている。その代表的なシリーズが、この「ムズカシイはおもしろい!!」。ユニークなタイトルから、一見難解そうな曲でも怖くない、むしろ難しさにこそ核心に迫る面白さが詰まっている、というメッセージが伝わる。
 今シリーズは「バルトークの時代」と題して、作曲当時の音楽界のトピックをテーマにレクチャーが行われ、 バルトークを1曲ずつと近代四重奏作品の名作を組み合わせる。「その1」は「牧神後」をテーマに、バルトーク第1番とドビュッシーの名品を。「その2」のテーマは「民族の血」で、同第2番とラヴェルの傑作を組み合わせる。毎回好評のチェロの田崎瑞博によるわかりやすいレクチャーと4人の研ぎ澄まされた実演で、ドビュッシーからバルトークまで多角的に俯瞰することで、バルトークの面白さばかりか、当時の音楽界の熱い息吹まで感じられよう。
文:林 昌英
(ぶらあぼ 2016年10月号から)

バルトークの時代 その1
9/25(日)14:00、9/28(水)19:15
バルトークの時代 その2
10/27(木)19:15、10/30(日)14:00
近江楽堂(東京オペラシティ3F)
問:ビーフラット・ミュージックプロデュース03-6908-8977
http://www.gregorio.jp/qc