都会から逃れ、自然の中で音楽に浸ろう
120年以上にわたり、世界的な避暑地として、癒しの時間を提供してきた軽井沢。この地で毎夏開かれている「軽井沢国際音楽祭」は、前身となる「Karuizawa & Music」のスタートから、15回目の節目に。今年は、期間中の週末には必ず、街のどこかでコンサートが開催されるという。
まずは、若手を対象として講習会(8/11〜8/18)が先行スタート、成果を披露するステージも(8/14,8/18)。シリーズ「軽井沢おんがく散歩」は、ヴァイオリン小林美恵やクラリネット横川晴児(同音楽祭音楽監督)らのモーツァルトの五重奏曲(8/27)や、ヴァイオリン倉富亮太らによるベートーヴェンの弦楽四重奏曲第9番(8/28)など、音楽祭発祥の地・軽井沢ユニオンチャーチを中心に、個性的な5つのステージを用意。また、軽井沢大賀ホールでは、小林や横川、ピアノ野平一郎ら豪華な顔ぶれが集結し、多彩な室内楽の“響演”を(9/3)。さらに、出演のプロ奏者や受講生、アマチュア奏者らが一堂に会してのフェスティバル・オーケストラも、横川のタクトにより、ストラヴィンスキーの組曲「火の鳥」(1919年版)などの響きでホールを満たす(9/4)。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年7月号から)
8/11(木・祝)〜9/4(日) 軽井沢大賀ホール、軽井沢ユニオンチャーチ、軽井沢ニューアートミュージアム 他
問:軽井沢大賀ホールチケットサービス0267-31-5555
http://kimf.net