N響精鋭メンバーによるハルモニームジーク ベートーヴェン シンフォニーシリーズ Vol.1

精鋭たちが繰り広げる管楽アンサンブルの愉悦

 心躍らせる響きの愉悦が、再び! わが国を代表する名人集団・NHK交響楽団から選りすぐられた精鋭たちにより、管楽器に焦点を当てた室内アンサンブルの豊かなサウンドを、じっくりと味わうシリーズ『N響精鋭メンバーによるハルモニームジーク』。Hakuju Hallでの「ワンダフル one アワー」公演での好評を受けて、2時間のフル・ステージにパワーアップし、『ベートーヴェン シンフォニーシリーズ』として新たなスタートを切る。
 「ハルモニームジーク」は木管楽器を主体に、ホルンやコントラバスを加えたアンサンブルで、18世紀後半に流行。当初はオペラやオーケストラ作品からの編曲が主なレパートリーで、録音手段が存在しなかった時代、これらを手軽に楽しむ手段として普及した。しかし、まろやかなサウンドや個々の奏者の妙技を堪能できる点など、やがて独特の魅力が好まれ、この編成のためのオリジナル作品も生み出されるようになった。
 シリーズ第1弾となる今回は、青山聖樹(オーボエ)や伊藤圭(クラリネット)、福川伸陽(ホルン)、宇賀神広宣(ファゴット)と首席奏者陣をはじめ、首席代行奏者の西山真二(コントラバス)らNHK交響楽団のサウンドの中核を担う精鋭9人が集結。ハルモニームジーク版のベートーヴェンの交響曲から第8番、さらに「管楽八重奏曲 変ホ長調」などを聴かせる。特に交響曲は、第一線オーケストラのメンバーとして原曲も熟知している彼ら。それだけに、この編成で演奏する“必然”を感じさせる、魅力的な演奏を聴かせてくれるはず。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年5月号から)

6/7(火)19:00 Hakuju Hall
問:Hakuju Hallチケットセンター03-5478-8700
https://www.hakujuhall.jp

  • La Valseの最新記事もチェック

    • パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)ロング・インタビュー Part2
      on 2019/12/06 at 01:43

      interview & text :小室敬幸 photos:野口 博 NHK交響楽団首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィに話をうかがうロング・インタビュー。後半戦はN響とのレコーディングや、2020年2〜3月に控えたヨーロッパツアーについて、じっくりと語っていただく。 ── パーヴォさんの指揮するN響のCDのなかで、バルトークにとりわけ強い感銘を受けました。これまでに発売されたもののなかでは唯一、完全にロ [&#8230 […]