ソプラノのアンナ・ネトレプコが東京公演に先立ち、3月16日、都内で会見を行った。出席者はネトレプコに加え、共演のユシフ・エイヴァゾフ(テノール)、ヤデル・ビニャミーニ(指揮)、そして梶本眞秀(KAJIMOTO代表取締役社長)。
(Photo: M.Otsuka/Tokyo MDE)
以下はアーティスト3名のコメント。
●アンナ・ネトレプコ
東京の2公演について非常に興奮しています。日本に来るのは大好きですし、日本の皆様はオペラを愛し、そして深く理解していますので、素晴らしい歌をお聴かせできるようにがんばります。
今回のプログラムは、かなりチャレンジングなものですが、パートナーのユシフのおかげで、難しいテノールパートもうまくいっています。また、《アンドレア・シェニエ》の二重奏は私たちにとって初めてのレパートリーです。
ユシフとの最初の共演は2年前でした。彼は非常に緊張していましたが、才能豊かなか歌手であることはすぐにわかったのです。あれから2年が経過して、私の直感は正しかったと思っています。
●ユシフ・エイヴァゾフ
私にとって、初めてのアジア、そして初めての日本です。先日の名古屋公演のお客様は、最初は静かだったのですが、最後は熱狂的な反応をしてくれました。それはまるで魔法のようでもありました。
アンナとは2年前ローマ歌劇場の《マノン・レスコー》で初共演したのですが、とにかく緊張しました。マエストロ・ムーティの指揮、ローマ歌劇場、オペラの演目、そしてアンナとの共演、すべてが初体験だったからです。
今回の指揮者のヤデルとは、ミラノのヴェルディ・プログラムで初共演しました。その際に彼はすべて暗譜で指揮をしていたので、彼は我々と一緒に“歌って”くれる指揮者だと感じましたね。
●ヤデル・ビニャミーニ
友達であり、そして偉大なアーティスト2人と共演することができ、非常にうれしく思っています。また、私にとって初めての東京でもあり、非常に興奮しています。
東京フィルハーモニー交響楽団は、柔軟性があるとてもいいオーケストラです。今回、オーケストラは、ピットではなく歌手と一緒にステージ上で演奏しますので、私の主な役割は声とオーケストラのバランスをとることですが、オーケストラが優秀ですので、とてもうまくいっています。
ネトレプコは今回の来日で、名古屋で1公演(3/15・愛知県芸術劇場コンサートホール)、東京で2公演(3/18,3/21・サントリーホール 完売)に出演。
『アンナ・ネトレプコ スペシャル・コンサート in JAPAN 2016』特設ウェブサイト
http://www.kajimotomusic.com/netrebko2016/
KAJIMOTO
http://www.kajimotomusic.com