ジュリアーノ・カルミニョーラ モダン・ヴァイオリンを弾く!

日本初!名匠がモダン楽器で妙技を披露

©Anna Carmignola/DG

©Anna Carmignola/DG

 ジュリアーノ・カルミニョーラといえば、バロック・ヴァイオリンの名手。そのカルミニョーラがモダン・ヴァイオリンを手にして、トッパンホールでリサイタルを開く。ちなみにモダン楽器でのリサイタルは日本初だ。ピアノは矢野泰世。
 もともとカルミニョーラはモダン・ヴァイオリンの奏者としてキャリアを出発させている。ミルシテイン、シェリングに師事し、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール他に入賞し、ソリストとして活躍。1978年から85年まではラ・フェニーチェ歌劇場管弦楽団のコンサートマスターも務めている。その後、バロック・ヴァイオリン奏者として新境地を拓いた。
 なぜ、モダン・ヴァイオリンなのか。それはプログラムにあらわれている。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ2曲と、ストラヴィンスキーの「イタリア組曲」、シュニトケの「古い様式による組曲」が演奏される。20世紀の2作品はいずれも擬古典的な趣向をとりいれたもの。モーツァルトとあわせて、古楽を知悉した奏者にふさわしい作品が並んだ。
文:飯尾洋一
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年10月号から)

10/21(水)19:00 トッパンホール
問:トッパンホールチケットセンター03-5840-2222
http://www.toppanhall.com