侍BRASS 西方見聞録

ジャンルを超えて集う、濃密&爽快な超絶ブラス

撮影:池上直哉

撮影:池上直哉

 東京オペラシティの夏の人気風物詩・侍BRASS。トロンボーンの中川英二郎、トランペットのエリック・ミヤシロ(超絶ハイトーンは絶句必至!)といったポピュラー系の最高峰プレイヤーと、在京オーケストラの首席を中心とするクラシック系のトップ奏者が合体した、不動のスーパーアンサンブルの公演も、早10年目を迎える。これまでは漢字が並ぶ和テイスト曲が耳目を奪ってきたが、今年は「西方見聞録」と題して、ファリャの「三角帽子」などクラシック作品を聴かせるのが大きな話題。だがハイセンスな融合が魅力の彼らだけに、コープランド「市民のためのファンファーレ」のエリックのポップス・アレンジや、「アイネ・クライネ“SAMURAI”ムジーク」のタイトルにサプライズの予感が漂う。投票によるリクエスト曲を3曲披露する「入れ札三番立」で定番も味わえるし、侍BRASSが主宰するコンクールの受賞団体(うましかブラス)の演奏も新鮮な聴きもの。何より今年の演目はビギナーにも最適だ。テクニックは超絶的&ステージは楽しい、この最高のエンタテインメントで夏を締めくくろう!
文:柴田克彦
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年8月号から)

8/30(日)15:00
東京オペラシティ コンサートホール
問:東京オペラシティチケットセンター03-5353-9999
http://www.operacity.jp