二期会創立60周年記念公演《ホフマン物語》ゲネプロ・レポート

 7月31日から8月4日まで上演される、東京二期会の《ホフマン物語》ゲネプロが行われました。今年80歳の名匠ミシェル・プラッソンさんの指揮、世界で活躍する粟国淳さんの演出が話題の舞台です。幻想的で独特の世界観を持つオッフェンバック《ホフマン物語》。劇中の3つのエピソードそれぞれにタイプの違うヒロインが登場するため、いくつものオペラを同時に楽しめるような趣向にもなっています。今回のゲネプロは7月31日と8月3日のキャストで、主役ホフマンの福井敬さんと親友ニクラウスの加納悦子さんのほか、3人のヒロインはオランピアの安井陽子さん、ジュリエッタの佐々木典子さん、アントニアの木下美穂子さんという豪華な顔ぶれ。また、ホフマンの敵役4人を小森輝彦さんがひとりで担当し、主役がさらにもう一人いるような趣も楽しめます。プラッソンさん指揮の東京フィルハーモニー交響楽団のサポートも美しく、二期会合唱団も力強さと繊細さを兼ね備え、ハイレベルな演奏でオッフェンバックの音楽を堪能できる舞台となっています。

 
7月31日(水)18:30 8月1日(木)18:30 3日(土)14:00 4日(日)14:00
・新国立劇場 オペラパレス
 
■東京二期会オペラ劇場 ホフマン物語  
 
Photo: M.Terashi/TokyoMDE