レオシュ・スワロフスキー(指揮) スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団 イマジン七夕コンサート・スペシャル & 宮崎陽江を迎えて


 1980年の初来日から今年で35年。民族的な色彩感があふれるアンサンブルで知られる東欧の名門スロヴァキア・フィルが、サントリーホールで2夜連続公演を行う。指揮は、同フィル首席客演指揮者のレオシュ・スワロフスキー。チェコ音楽を中心とした録音が多く、2014年からセントラル愛知交響楽団の音楽監督を務めていることもあり、日本での人気も着実に高まっている。
 第1夜の『イマジン七夕コンサート・スペシャル』は、スメタナとドヴォルザークの傑作が並ぶボヘミア・プログラム。指揮者とオーケストラの双方にとって十八番であるスメタナ「モルダウ」と、ドヴォルザーク「新世界より」は、郷愁と情熱をバランスよく備えた彫りの深い演奏になることだろう。この2曲の間には、若手実力派チェリスト、宮田大をソリストに迎えたドヴォルザークの協奏曲も演奏。清廉でしなやかな音楽性を持つ宮田が、この大曲を本場の名門とどう歌い交わすか、実に楽しみだ。
 続く第2夜は『宮崎陽江を迎えて』。ヴァイオリン協奏曲、交響曲第5番、歌劇《エフゲニー・オネーギン》より「ポロネーズ」といったオール・チャイコフスキー・プログラムだ。協奏曲では、スイスを拠点に活躍する宮崎陽江が登場。楽譜や文献の知識が非常に豊富な彼女ならではの冴えた抒情と変化に富んだ表現に期待したい。チャイコフスキーの魅力満載の聴きごたえたっぷりの一夜になることだろう。
文:渡辺謙太郎
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年7月号から)

第1夜 イマジン七夕コンサート・スペシャル 7/7(火)19:00 サントリーホール
第2夜 宮崎陽江を迎えて 7/8(水)19:00 サントリーホール
問:コンサートイマジン03-3235-3777
http://www.concert.co.jp
他公演 7/4(土)松本 ザ・ハーモニーホール(0263-47-2004)、7/5(日)栃木県総合文化センター(028-643-1010)、7/10(金)愛知県芸術劇場コンサートホール(東海テレビチケットセンター052-951-9104)、7/11(土)ザ・シンフォニーホール(ABCチケットインフォメーション06-6453-6000)