フルートの魅力満載の好プログラム
世界的な第一線奏者を輩出してきた、神戸国際フルートコンクールで2001年に優勝し、同年のジュネーヴ国際コンクールでは3位入賞、フランクフルト歌劇場管弦楽団の首席奏者として活躍を続けるサラ・ルヴィオン。しなやかな音色で世界から注目を浴びる女性フルーティストが、日経ミューズサロンに初登場する。ルヴィオンは、北フランスの出身で、パリ国立高等音楽院でフィリップ・ピエルロら名奏者の薫陶を受け、大学では数学と物理学も修めた才媛。ソリストとして、古典から現代作品の初演まで幅広いレパートリーを手掛け、ステージにCD録音にと、欧州はもちろん、アジアでも精力的な活動を展開している。
今回のリサイタルでは、モーツァルトの第9番、ゴーベールの第3番、プーランク、ライネッケ「ウンディーネ」と4つのソナタに、ヴィドール「フルートとピアノのための組曲」、ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」を添えた、フルートの魅力がいっぱいに詰め込まれたラインナップで臨む。ピアノは特に室内楽で高い評価を得ている村田千佳が務める。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年4月号から)
5/20(水)18:30 日経ホール
問:日経ミューズサロン事務局03-3943-7066
http://www.nikkei-hall.com