東芝グランドコンサート35周年特別企画 ダニエル・バレンボイム(指揮/ピアノ) シュターツカペレ・ベルリン〜ベルリン国立歌劇場管弦楽団

ブルックナー・ツィクルスの決定版!

ダニエル・バレンボイム ©Monika Rittershaus

ダニエル・バレンボイム ©Monika Rittershaus

 これぞ大ニュースだ! 来年初め、ダニエル・バレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリンによるブルックナー・ツィクルスが開催される。この公演は、国内屈指の伝統を誇る『東芝グランドコンサート』の35周年を記念した特別企画。おそらく2度と実現しないであろう垂涎のコンサートだ。
 シュターツカペレ・ベルリンは、1742年に創設され、R.シュトラウスやカラヤンらが音楽監督を務めた名門であるベルリン国立歌劇場のオーケストラ。今や揺るぎなき巨匠となったバレンボイムが、1992年以来音楽監督を務めており、今回は当コンビでは9年ぶりの来日公演となる。東京以外でも公演(一部公演はダーヴィト・アフカム指揮)が行われるが、注目はやはりサントリーホールでのブルックナーの交響曲全曲演奏。これは外来オーケストラ初の快挙であり、このクラスの海外楽団による短期集中型のツィクルスは画期的というほかない。また、9曲の交響曲を1曲ずつ取り上げながら、バレンボイムの弾き振りによるモーツァルトのピアノ協奏曲がカップリングされているコンサートがあるのも、嬉しい注目点となる。
 バレンボイムは、シカゴ響、ベルリン・フィルと2度の交響曲全曲録音を行うほどにブルックナーを得意としているし、重厚で恰幅のよい彼の個性は、同作曲家の特質にこの上なく相応しい。そして近年、自身の音楽性を最も具現しているのが、20年を超えるシュターツカペレ・ベルリンとのコンビ。つまり今回は、最上の条件で荘厳な名作群を堪能できる。むろんモーツァルトも定評ある彼の十八番。その玲瓏でコクのある音楽もまた他では味わえない。あらゆる意味で歴史的な当公演、絶対にお見逃しなく!
文:柴田克彦
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年5月号から)

サントリーホールでのブルックナー・ツィクルス
2016/2/9(火)〜2/11(木・祝)、2/13(土)〜2/16(火)、2/19(金)、2/20(土)
東京&川崎公演(2/18):7/18(土)発売
問:クラシック事務局0570-012-666

公演期間:2016/1/31(日)〜2/25(木)
仙台、大阪、名古屋、東京、川崎、金沢、広島、福岡
※発売日を含む各公演の詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
http://www.t-gc.jp