[小耳大耳]カーネギーホール・デビュー

 ピアニストの辻井伸行が2011年11月10日に、ニューヨークのカーネギーホールでリサイタルを開催、成功を収めた。辻井はカーネギーホール主催の「鍵盤のヴィルトゥオーゾ」シリーズのアーティストとして登場。同シリーズにはマウリツィオ・ポリーニ、内田光子、エフゲニー・キーシン、アンドラーシュ・シフ、レイフ・オヴェ・アンスネスらが登場しており、カーネギーホールが辻井をこれら世界のトップ・ピアニストに比肩する才能と認めた証といえるだろう。辻井はベートーヴェンの「テンペスト」、リストの「リゴレット・パラフレーズ」、ムソルグスキーの「展覧会の絵」などを披露し、聴衆の熱狂的な支持を得た。このコンサートを収録したCDが2011年12月28日に、また全曲を収録したDVDとブルーレイが12年1月25日にエイベックス・クラシックスからリリースされる。
エイベックス・クラシックス HP