2011年3月、東日本大震災のため公演中止を余儀なくされた新国立劇場の新制作オペラ、プッチーニ《マノン・レスコー》が4年越しに復活、今日から新国立劇場で稽古が始まりました。
(撮影:M.Terashi/TokyoMDE)
最終総稽古をほぼすべて終え、本番の幕が開くのを待つばかりだった本公演。今回は、4年前の主なスタッフ、歌手をそろえての上演を予定していることからも、劇場、スタッフ、歌手たちの意気込みが感じられます。
本公演の舞台装置・衣裳・小道具はベルリン・ドイツ・オペラ、フィンランド国立歌劇場からのレンタル、ベルリン・ドイツ・オペラの協力により上演されます。
稽古の前に紹介されるグスターヴォ・ポルタ。昨年5月の《道化師》カニオ役での熱演が記憶に新しいポルタの今回はデ・グリュー役。左に演出のジルベール・デフロ、その隣が指揮のピエール・ジョルジョ・モランディ。
この日は第2幕から稽古が始まりました。
左端)石坂宏・新国立劇場音楽ヘッドコーチ、右端) 菊池裕美子・演出助手
チラシを見ながら「みな4年前にも稽古したね。それを想い出して動いて!」とデフロ。
レスコー役ダリボール・イェニス。2012年新国立劇場《セビリアの理髪師》フィガロ役以来の登場です。
イェニスに歌唱指導するモランディ。
マノン・レスコーの持ち道具を手にするデフロ。
■新国立劇場2014/2015シーズン
プッチーニ/オペラ《マノン・レスコー》
Manon Lescaut/Giacomo Puccini
全4幕〈イタリア語上演/字幕付〉
2015年3月9日(月)7:00 12日(木)7:00 15日(日)2:00 18日(水)2:00 21日(土・祝)2:00
オペラパレス
【指揮】ピエール・ジョルジョ・モランディ
【演出】ジルベール・デフロ
【マノン・レスコー】スヴェトラ・ヴァッシレヴァ
【デ・グリュー】グスターヴォ・ポルタ
【レスコー】ダリボール・イェニス
【ジェロント】妻屋秀和
【エドモンド】望月哲也
ほか
【合唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京交響楽団
S27,000円 A21,600円 B15,120円 C8,640円 D5,400円
問:新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999