宮本文昭がシティ・フィルと江東区の芸術提携について語る

 2012年4月より東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の初代音楽監督に就任する宮本文昭が、10月24日に記者会見を開き、江東区との芸術提携について今後のプランを語った。シティ・フィルと江東区は1994年に提携を交わしており、これまでにもティアラこうとうで区民を対象にしたファミリーコンサートやバレエ団との共演、アウトリーチ活動を行ってきた経緯がある。
「シティ・フィルと江東区の関係をより強化していきたいと考えています。すでに江東区出身の三ツ橋敬子さんが指揮してくださいましたが、ティアラこうとう定期演奏会には江東区と縁がある次世代を担うアーティストたちを起用したい。また指揮者をおかずに、シティ・フィルのトップ・メンバーだけによる自主的な演奏会も構想中で、これはオーケストラにとっても大きな自信になると思います。また、区民のみなさんとオーケストラのふれあいの場を増やすことも実現したいですね。図書館のロビーなどでメンバーが演奏したり、スポーツ交流会やお茶会などを開いたり、シティ・フィルにより親しみを持って頂ければと思っています」(宮本のコメント)

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 HP