英国を拠点に活躍する俊英がみせるハイパフォーマンス!
イギリス在住のクラリネット奏者、橋本杏奈が「浜離宮ランチタイムコンサート」に登場する。イギリス育ちの橋本は、8歳でクラリネットを始め、王立音楽院でマイケル・コリンズに師事した。15歳でイギリス室内管弦楽団と共演するなど、早くから才能を示す。日本では、日本フィル、新日本フィル、東響、広響、九響などと共演。ロンドン・フィル、フィルハーモニア管、BBC響などイギリスの主要オーケストラで客演首席奏者を務めるほか、王立バーミンガム音楽院で後進の指導にもあたっている。
今回のコンサートでは、ブラームスのクラリネット・ソナタ第2番やクララ・シューマンの「3つのロマンス」などのオーソドックスなレパートリーのほか、橋本自身の編曲によるベッリーニの歌劇《ノルマ》より〈清らかな女神よ〉やクライスラーの「中国の太鼓」、そして、ローゼンブラットの「歌劇《カルメン》による幻想曲」、カヴァリーニの「ヴェニスの謝肉祭」、コヴァーチの「アフター・ユー、ミスター・ガーシュイン」などを披露。管楽器のレベルの高いイギリスで活躍する橋本の妙技が聴きものである。ピアノは、橋本との共演も多い、髙木美来。
文:山田治生
【Information】
2024.6/12(水)11:30 浜離宮朝日ホール
出演
橋本杏奈(クラリネット)
髙木美来(ピアノ)
曲目
P.リード:「ヴィクトリアン・キッチン・ガーデン組曲」より〈プレリュード〉〈サマー〉
ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 op.120-2
ローゼンブラット:ビゼーの歌劇《カルメン》による幻想曲
C.シューマン:3つのロマンス op.22
ベッリーニ(橋本杏奈編):歌劇《ノルマ》より〈清らかな女神よ〉
クライスラー(橋本杏奈編):中国の太鼓
E.カヴァリーニ:ヴェニスの謝肉祭
B.コヴァーチ:アフター・ユー、ミスター・ガーシュイン
問:朝日ホール・チケットセンター03-3267-9990
https://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/