未来へオペラを繋げる〜日本オペラ振興会が初のクラウドファンディングを実施中

 日本オペラ振興会が、クラウドファンディングサイト「READYFOR」にて、「日本のオペラ芸術を次世代へつなぐ」と銘打ち、寄付の募集を行っている。目標金額は1000万円、募集期間は2024年4月5日まで。

 日本オペラ振興会は、イタリア・オペラを主軸とする「藤原歌劇団」と、日本語のオペラを専門とする「日本オペラ協会」の2つの歌劇団を擁し、オペラ芸術の普及・振興をめざして、日本の芸術文化の発展に寄与することを目的に設立された。昨今は、コロナ禍中の減収や物価高に加え、音楽分野への文化庁助成金の減少の影響もあり苦しい運営を強いられているが、さらなるオペラ芸術の普及に努めていきたいという想いから、今年藤原歌劇団が創立90周年を迎えることを機に、初のクラウドファンディング実施に踏み切った。

 プロジェクトの返礼品には、藤原歌劇団90周年に関連した商品(90周年フォトアルバム、帝国ホテルで行われる90周年特別イベントご招待)や、歌手が起こしてくれる目覚まし時計(お名前呼び)、今後上演される《ファルスタッフ》(2025年2月)や《静と義経》(25年3月)のゲネプロ見学&バックテージツアーほか付きなど、さまざまなお礼の品が用意されている。

クラウドファンディングページ
https://readyfor.jp/projects/jof2024

【クラウドファンディング概要】
第一目標金額 :1,000万円
資金使途 :藤原歌劇団創立90周年を起点とした日本オペラ振興会の運営費用
(2024年度 公益財団法人日本オペラ振興会 主催オペラ公演の運営費/また、藤原歌劇団90周年記念イベント(2024年6月)ほか、次年度以降のオペラ公演運営費や新規事業の一部費用)

日本オペラ振興会
https://www.jof.or.jp

藤原歌劇団公演《仮面舞踏会》より (C)公益財団法人日本オペラ振興会