舞台制作会社発のオーケストラが兵庫県に誕生
兵庫県姫路市に拠点を置き、多くの舞台芸術を裏からサポートしてきた神戸国際ステージサービス(KISS)が、播州地域の文化振興とクラシック音楽の普及を目的に、神戸国際ステージチェンバーオーケストラを結成し、2月23日に姫路キャスパホールにて演奏会を開催する(プロデュースは舞台制作チーム長の西田浩二)。当日はヴィヴァルディの「四季」を演奏。同チェンバーオーケストラは地元在住の演奏家を中心に構成し、独奏ヴァイオリンは、ドイツのイエナ・フィルをはじめ、国内外のオーケストラと多数の共演実績を誇る嶽崎あき子が務める。
KISSは舞台、音響、照明、映像などで舞台芸術を長年にわたり支えてきたが、近年はイタリアのオーケストラや歌劇場とオペラやバレエの共同制作のためにスタッフを現地に派遣するなど、国際交流にも力を入れている。そして、創業51年にして念願のオーケストラを結成し、嶽崎とともに各地で演奏会を開催予定。神戸国際ステージチェンバーオーケストラの今後の活動が楽しみだ。
文:磯島浩彰
(ぶらあぼ2024年1月号より)
2024.2/23(金・祝)14:00 姫路キャスパホール
問:神戸国際ステージサービス078-230-3310
http://kiss4u.co.jp