新日本フィル 2010/11シーズン記者会見

新日本フィルハーモニー交響楽団は都内のホテルで2010/11シーズンに関する記者会見を5月12日に開き、同団音楽監督のクリスティアン・アルミンク、ソロ・コンサートマスターの崔文洙らが出席した。アルミンクは、トリフォニー・シリーズおよびサントリー・シリーズ(いわゆる定期演奏会にあたる)を、彼を含む4人の指揮者(ダニエル・ハーディング、フランス・ブリュッヘン、インゴ・メッツマッハー)だけで指揮することについて「4人の指揮者で定期演奏会をまわすことは、団員がなるべく多くかつ密な時間を1人の指揮者と過ごし、音楽の質の向上を目指すため」と説明した。また、同団はアルミンクの音楽監督の契約を2012/13シーズンまで延長することも発表した。これにより彼の就任期間は2003年9月以来、計10年間となる予定。会見ではブリュッヘンによる《ベートーヴェン・プロジェクト》の概要(すみだトリフォニーホールとの共催)も発表され、彼のビデオ・メッセージも公開された。

新日本フィルハーモニー交響楽団