指揮者・原田慶太楼が、サー・ゲオルク・ショルティ コンダクター賞を日本人として初めて受賞した。
この賞はアメリカ・ショルティ財団が、アメリカに居住権を持つ若い指揮者の活動を支援する目的で2000年に創設された。すでに原田は同財団のキャリア支援賞を6度受賞しているが、トップ賞となるコンダクター賞は今回が初となる。
原田は、1985年東京生まれ。インターロッケン芸術高校音楽科において、指揮をF.フェネルに師事。指揮法をロシアのサンクトペテルブルクで学び、2006年21歳のときにモスクワ交響楽団を指揮してデビュー。
シンシナティ交響楽団およびシンシナティ・ポップス･オーケストラ、アリゾナ・オペラ、リッチモンド交響楽団のアソシエイト･コンダクターを経て、2020年サヴァンナ・フィルハーモニックの音楽＆芸術監督に就任。国内では、2021年4月より東京交響楽団の正指揮者を務める。
オーケストラやオペラのほか、室内楽、バレエ、ポップスやジャズ、そして教育的プログラムにも積極的に携わっている。
原田慶太楼のメッセージ
今回、サー・ゲオルク・ショルティコンダクター賞を受賞できたことは、私にとって大変名誉な事です。ショルティ財団からのサポートには心から感謝しており、沢山の幸運にも恵まれ、指揮者としてのキャリアをここまで積むことができ、そして多くの目標を達成することができました。2014年にキャリア支援賞を受賞した時から、ショルティ財団は私のキャリアアップに多大な恩恵をもたらしてくれました。プロジェクトを実現するため資金面を含めたサポートは自身の技術を磨きアーティストとして成長させてくれました。この賞を受賞したことで、音楽の先導者として、音楽の魅力を多くの人に伝えていけるよう自分を磨き続けていければと思います。
ショルティ財団
https://soltifoundation.us
原田慶太楼 オフィシャル・ホームページ
https://kharada.com