巨匠から新鋭まで登場する多彩なラインアップ
2009年から池袋エリアを中心に開催されてきた演劇×ダンス×美術×音楽の〈フェスティヴァル/トーキョー14〉が今年も11月1日から30日の1ヶ月にわたって開催される。7回目の今回は、“境界線上で、あそぶ”をキャッチフレーズとし、主催プログラム14演目・4企画、連携プログラム11演目を上演。「アジア・シリーズ」として韓国特集を組み、舞台芸術界の巨匠ピーター・ブルックや蜷川幸雄から国内・アジアの中堅及び若手まで、幅広い世代の多様な作品に触れてもらおうというのがねらいだ。ダンスは『春の祭典』と『動物紳士』の2本。前者は白神ももこ(振付)、毛利悠子(美術)、宮内康乃(音楽)という80年代生まれの3人の女性アーティストのコラボレーション。後者は、異色のダンサー森川弘和と、杉山至の美術がタッグを組む。演劇では、ニブロールの矢内原美邦が名作『桜の園』をどう読み替えるのかが話題。最先端のアートが発信される池袋にぜひ立ち寄ってみたい。
取材・文:渡辺真弓
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年9月号から)
11/1(土)〜11/30(日)
東京芸術劇場、あうるすぽっと、にしすがも創造舎、シアターグリーン、アサヒ・アートスクエア 他
問:F/Tチケットセンター03-5961-5209
http://festival-tokyo.jp