“最後の巨匠”と言われるスタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(1923〜)は、1978年の初共演以来、読売日本交響楽団と数回にわたる客演を行い、とくにブラームス、ブルックナー、シューマンの交響曲における独特な解釈で日本のオーケストラ・ファンを楽しませてきた。2007年からは3年間にわたり常任指揮者として活躍してきたが、10年をもってこのポストを退任し、同年4月より読売日響の「桂冠名誉指揮者」となる。なお、スクロヴァチェフスキは10年の10月に来日し、ブルックナーの交響曲第7番などを指揮する予定だ。