大分発・国東半島を舞台に贈る、地域密着型プロジェクト
大分県・国東半島を舞台に、この秋開催される国東半島芸術祭。「サイトスペシフィック」「パフォーマンス」「レジデンス」の3つのプロジェクトを軸に、ツアーやトークなど多彩な趣向を盛り込んだ地域密着型の一大アートプロジェクトである。うち「パフォーマンスプロジェクト」には、KARASを率いる勅使川原三郎と、タイのダンサーであり振付家のピチェ・クランチェンが出演。勅使川原が上演するのは、『何処から誰が』。作品は仏教音楽・聲明(しょうみょう)とのコラボレーションからなり、ダイナミックかつ荘厳なパフォーマンスを国東の大地に描き出す。一方ピチェ・クランチェンは、『Tam Kai〈Following the Chicken〉国東半島ヴァージョン』を発表。タイ伝統音楽演奏集団〈Fong Naam〉のブルース・ガストンが参加し、ダンスと伝統音楽、そして国東の大自然との融合を図る。パフォーマンス単体での鑑賞はもちろん、観光・山歩き・昼食がセットになったバスツアーも実施。この機会に、国東の奥深い魅力も体感したい。
文:小野寺悦子
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年10月号から)
『Tam Kai』10/18(土)、10/19(日)各14:00 国見町千燈 山中
『何処から誰が』11/8(土)、11/9(日)各18:30 並石ダムグリーンランド
問:国東半島芸術祭実行委員会事務局0978-25-5627
http://kunisaki.asia