マルセイユ音楽院で出会い共演を重ねてきた至高のデュオ
パリ国立高等音楽院教授、そして演奏活動も積極的に行っているクリストフ・ジョヴァニネッティ(ヴァイオリン)と、文筆家としても活躍する青柳いづみこ(ピアノ)が日本で共演する。ふたりはマルセイユ音楽院で共に学んだ時代からの演奏仲間で、2009年にデュオを組んで以来、フランスと日本で共演を重ねてきた。今回の「第531回日経ミューズサロン」では、モーツァルト、シューベルト、ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタの他、ショーソンの「詩曲」なども演奏予定。ジョヴァニネッティの演奏を聴いた巨匠メニューインが「人生における最もピュアな音楽的感銘を受けた」と語ったそうだが、アマデウス弦楽四重奏団の薫陶を受け、イザイ弦楽四重奏団、エリゼ弦楽四重奏団などで活動してきたジョヴァニネッティの豊かな演奏、そして『レコード芸術』特選盤に18枚もの録音が選ばれるなどの実力派・青柳の共演は、まさに成熟した大人の演奏の楽しさを教えてくれるに違いない。
文:片桐卓也
(ぶらあぼ2023年1月号より)
2023.2/15(水)18:30 日経ホール
問:日経公演事務局03-5227-4227
https://stage.exhn.jp