■「熱狂の日」音楽祭、今年も大盛況!(3/3)

◎来年のテーマはショパン
 東京の最終日、5月5日の記者会見で、来年の東京・金沢(ともにゴールデン・ウィークあたりの開催)、ナント、ビルバオ、リオ・デ・ジャネイロのテーマがすべて「ショパン」であることがアーティスティック・ディレクターのルネ・マルタン氏より発表された。また、ショパンにちなみ、ワルシャワでも初めて「ラ・フォル・ジュルネ」の開催が決定したことも併せて発表された。ショパンのあらゆる作品の他、リスト、メンデルスゾーン、アルカンなどの同時代の作曲家作品や、ショパンに影響を与えたモシェレス、フィールド、パガニーニらの作品も取り上げる。ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティらのベルカント作曲家作品も紹介する予定。当時ショパンが実際に開いた演奏会のプログラムを再現する公演や、カーテンで観客には隠された状態で複数のピアニストが演奏し、公演の最後に誰が演奏していたかを明らかにする、といった楽しい企画を温めていることもマルタン氏によって明かされた。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2009
ラ・フォル・ジュルネ金沢