東京発・伝統WA感動《日本の伝統芸能×ストリートダンス Part2》

"新しい伝統”が生まれる!

 東京都と東京都歴史文化財団が「東京文化発信プロジェクト」の一環として実施している「東京発・伝統WA感動」。日本の伝統芸能・文化の魅力を国内外に発信し、また、若い世代に継承することを目的に、多彩な公演やワークショップを行うものだ。この事業の中で昨年生まれた新たな企画《日本の伝統芸能×ストリートダンス》の第2弾が開催される。
 この企画は2部構成。第1部では、都内の高校ダンス部や10代のストリート系ダンスグループが、歌舞伎俳優・坂東新悟の指導のもと、歌舞伎の所作を取り入れたパフォーマンスを発表する。そして第2部では、古典を若者の視点と身体で捉え直して話題を集めている木ノ下歌舞伎の『三番叟』を上演。原案・監修を主宰の木ノ下裕一、振付を芦谷康介、演出を杉原邦生が務め、2008年の初演以来、再演を重ねる木ノ下歌舞伎の代名詞的作品だ。
 古色蒼然としたイメージを抱かれがちな伝統芸能だが、若者との化学反応に期待が高まる。
文:高橋彩子
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年9月号から)

9/27(土)18:00 スパイラルホール
問:東京発・伝統WA感動実行委員会事務局03-3467-5421 
http://www.dento-wa.jp