電子楽器テルミン 竹内正実 復活のライブショー

表現の可能性を追求する第一人者の再起を賭けたステージ

 電子楽器テルミンといえば、独特の不思議な音色や、空間中の手の位置で音高や音量をコントロールする特徴的な演奏法で知られている。そのテルミン演奏の日本の第一人者が竹内正実。マトリョーシカ型テルミン「マトリョミン」の開発など、意欲的な活動で注目されたが、2016年にコンサート出演中に脳出血を発症してしまう。後遺症として右半身に麻痺が残るも、右手と左手の役割を入れ替えた「左利き」テルミン奏者として再起を図る。その演奏はNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』本編後の「大河紀行」を通して、多くの方が耳にしているだろう。

 この12月、東京と大阪で「竹内正実 復活のライブショー」が開催される。CD制作やコンサート出演で共演したミュージシャンたちをゲストに招き、トークを交えながら、ピアノとの共演やバンド形式の演奏が披露される。テルミン演奏家としての新たな一歩が踏み出される。
文:飯尾洋一
(ぶらあぼ2022年12月号より)

2022.12/5(月)20:00 大阪/Music Club JANUS
12/6(火)20:00 東京/BLUES ALLEY JAPAN
問:マンダリンエレクトロン053-487-1993 
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