2021年度にスタートした横浜みなとみらいホールの「プロデューサー in レジデンス」事業の第2代プロデューサー(横浜みなとみらいホール プロデューサー2023-2025)に、ピアニストの反田恭平が就任することが発表された。同事業は、国内外で活躍する演奏家とホールが連携して、「企画性の高い演奏会の実現」「演奏家自身のプロデュース力の向上」を目指す試み。反田の任期は23年4月〜25年3月。
プロデュース内容は下記のとおり。
(1)横浜みなとみらいホール25周年記念事業(2024年3月中旬開催予定)
(2)オーケストラ公演や室内楽公演の企画
(3)事業計画の策定や広報への取り組み ほか
また、初代プロデューサー(横浜みなとみらいホールプロデューサー2021-2023)である藤木大地(カウンターテナー)は、23年8月まで任期を務め、同年7月末には反田恭平との共演企画も予定されている。
反田は、昨年のショパン国際ピアノコンクール第2位入賞以来、突出したアーティストとして独自の活動を展開している。11月6日には、自身がプロデュースする「Japan National Orchestra」とともに、横浜みなとみらいホールで開催された「横浜音祭り2022 クロージングコンサート」に出演。満席の観客を迎えて華々しくフェスティバルの千秋楽を飾った。同日、この公演が12月にアーカイブ配信されることも発表された。唯一無二の活躍を続けるアーティストとホールの協働から目が離せない。
■ プロデューサー就任によせて
横浜みなとみらいホールのリニューアルオープンおめでとうございます。
2023年から、横浜みなとみらいホールの「プロデューサー in レジデンス」という大役をいただきました。
そのプレ企画という位置付けで 2022年11月6日「横浜音祭り2022 クロージングコンサート」に出演できることをとても楽しみにしていました。Japan National Orchestraと一緒に千穐楽にトリを務めさせていただくということは重責ですが、とても光栄に思います。
横浜みなとみらいホールは率直で明るくストレートな響きのホール。ホールも楽器と言われることがありますが、そう考えると、とても素晴らしいコンサート・グランド・ピアノや、力強い音も繊細な音色も兼ね備えたパイプオルガンの“Lucy(ルーシー)”など最高の楽器が揃っています。交通の便とエリアの魅力で多くの人が集う印象もあります。自分自身も音楽を楽しみながら、皆さんも楽しめることを探していきたいです。
来年から、色々な企画を考えていますので、皆さんと音楽で溢れる街「横浜」を盛り上げていきましょう!
反田恭平
横浜みなとみらいホール
https://yokohama-minatomiraihall.jp
横浜音祭り2022
https://yokooto.jp
*11/6公演アーカイブ配信の詳細は、横浜音祭り公式ウェブサイトで後日発表予定