Dramatic・super・dance・theater『サロメ』

強さ・儚さ・妖艶さを合わせ持つダンスアクター、東山義久

東山義久

東山義久

 演劇や絵画、リヒャルト・シュトラウスのオペラなどで著名なオスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』が、ダンスアクター・東山義久、舞踊家・舘形比呂一、演出 振付・上田遥という異色のタッグによって舞踊化される。新約聖書に登場するエロディアの娘(サロメ)を題材にした同作のタイトルロールに男性の東山を起用したことについて上田は、「サロメは性を超越した存在。魂・精神・肉体を投げ打って演じる作品だと思いますが、舞踊化するにあたり、魂・精神・肉体と美しさを兼ね添えたキャストが必要だった」とコメント。自分の踊りの褒美として、ヨカナーンの首を所望するサロメについては、「死に対する恐怖もない。それにはすさまじいものがある。そういうピュアさを出したい」と語る。音楽にはヴァイオリニストの川井郁子の楽曲を使用。既存の楽曲に加えてドラムの生演奏が入り、本作のためのオリジナル曲も盛り込まれる。新たな命を吹き込まれる、舞踊『サロメ』に期待したい。
文:長谷川あや
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年9月号から)

9/5(金)〜9/7(日) シアター1010 
問:キョードー東京 0570-550-799 
http://www.t1010.jp