レクチャー&コンサート 楽器と巡る音楽の旅

ピリオド楽器に親しむ絶好のチャンス

 多くの音楽ファンに良質な音楽を届けようと活動を続けるSony Music Foundationが30周年を迎え、その記念公演として4回にわたるレクチャー&コンサート「楽器と巡る音楽の旅」が東京オペラシティのリサイタルホールで開かれる。案内役は朝岡聡。演奏陣には日本を代表するピリオド楽器の奏者たちが揃う。
 第1回は「チェロ編」として鈴木秀美が最古の無伴奏チェロ作品からメンデルスゾーンのソナタまでを、第2回の「ヴァイオリン編」では寺神戸亮がカステッロ、モーツァルト、フランク等の作品を披露する。第3回「ピアノ編」では、昨今意欲的に時代楽器に取り組む仲道郁代がチェンバロ、フォルテピアノ、スタインウェイまでを弾きこなす。第4回「フルート編」には有田正広が登場し、ルネッサンスからモダンの楽器でエイクからドビュッシーまでを奏でる。どの回も時空を超えて、音楽と楽器の充実した歴史物語を楽しませくれるだろう。
文:飯田有抄
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年7月号から)

第1回 チェロ編:鈴木秀美 7/19(土)14:00 
第2回 ヴァイオリン編:寺神戸亮 7/19(土)17:00
第3回 ピアノ編:仲道郁代 7/20(日)14:00
第4回 フルート編:有田正広 7/20(日)17:00
東京オペラシティ リサイタルホール
問:Sony Music Foundation 03-5227-5233 
http://www.smf.or.jp