9月8日から18日までイギリス北部の街、リーズで開催されていたリーズ国際ピアノコンクール(審査員長:イモジェン・クーパー)で、小林海都が第2位に入賞。併せてヤルタ・メニューイン賞(最優秀室内楽演奏賞)も受賞した。第1位はカザフスタンのAlim Beisembayev。
第1位 Alim Beisembayev(カザフスタン)
第2位 Kaito Kobayashi 小林海都(日本)
第3位 Ariel Lanyi(イスラエル)
第4位 Dmytro Choni(ウクライナ)
第5位 Thomas Kelly(イギリス)
同コンクールは、昨年亡くなった名教師ファニー・ウォーターマンらが創設。1963年に第1回が開かれ、以降3年に一度おこなわれており、今年第20回を迎えた。最初期の優勝者には、ラドゥ・ルプー、マレイ・ペライアらがいる。今回、審査員には、イノン・バルナタン、スティーヴン・オズボーン、ルドヴィク・モルローら著名なピアニストが名を連ねた。
小林海都は、1995年横浜生まれ。上野学園高等学校音楽科演奏家コース卒業後、エリザベート王妃音楽院で学ぶ。コンクール入賞歴も多く、2013年には、東京音楽コンクーで第2位、18年にはサンタ・セシリア国際コンクール(ポルトガル)で第3位に入賞している。マリア・ジョアン・ピリスのもとで研鑽を積み、彼女が立ち上げた若手音楽家育成プロジェクト「パルティトゥーラ・プロジェクト」の一員としての世界各地で演奏活動をおこなう。現在は、バーゼル音楽院でクラウディオ・マルティネス=メーナーに師事している。
今回のリーズでは、セミファイナルで演奏したドヴォルザークのピアノ五重奏曲第2番 イ長調の演奏に対してヤルタ・メニューイン賞(最優秀室内楽演奏賞)を受賞。また、ファイナルでは、アンドルー・マンゼ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルとの共演で、バルトークの難曲、ピアノ協奏曲第3番を披露し、見事第2位入賞を果たした。
ファイナル2日間の模様と小林海都のファースト・ラウンド〜セミファイナルまでの演奏動画はmedici.tv JAPANで配信されている。
◎ファイナル初日 Dmytro Choni(4位) Alim Beisembayev(1位) Thomas Kelly(5位)https://medicitv.jp/pickup/BWoVv
◎ファイナル2日目 小林海都(2位) Ariel Lanyi(3位) https://medicitv.jp/pickup/dGcCU
小林海都
◎セミファイナル https://medicitv.jp/pickup/bByYu 〈ヤルタ・メニューイン賞(最優秀室内楽演奏賞)受賞〉
◎ファースト・ラウンド https://medicitv.jp/pickup/yO0kS
◎セカンド・ラウンド https://medicitv.jp/Cu1vI
The Leeds International Piano Competition
https://www.leedspiano.com